四国八十八 札所のご紹介【第18番】
   
  

  四国八十八箇所霊場の第十八番札所は、井戸寺。徳島県小松島市田野町にある、本尊が薬師如来の真言宗の寺院です。十七番札所から約19.6kmのところにあります。 

 聖武天皇の勅願により、行基菩薩が厄除けのために薬師如来を刻み、本尊として開基し、「大日山密厳寺」と号し、女人禁制としたそうです。

 創建後百年を経て延暦年間の頃、この寺で修行をしていた弘法大師を、母君の玉依御前が訪ねてこられたが、女人禁制の為、花折の坂から入れず・・・。

 大師は仁王門の近くで秘法を修して、女人開禁の祈念を成就 し、母君とご一緒に登山し、日夜孝養をつくされたそうです。

 やがて母君は剃髪してその髪を納められ、大師は寺号を「母養山恩山寺」と改めました。大師堂つづきに玉依御前をまつる小堂があり、母君に孝養をつくした記念の唐木が境内にあります。大師の母をおもう御心が感じられます。 母は子を思い、子も母を思う、これはいつの時代も変わらず。




 
めぐりやすい八十八ヶ所 四国へんろ
(出版社:満願寺教化部刊)
より引用させて頂いております。

     
     
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